飛散時期の長期化が問題になってきています。
開始が早まってるのは暖冬もありますが、終わりも遅くなってることが問題になっています。
5月ごろまでまだ続く例も関東でもおかしくありません。
それは2つ理由があって
1、標高の高い所に植林した杉の成長とそこから花粉が出てること。
昭和20年代後半から30年代にかけて杉植林はまず標高の低い所から始まり
次第に高い所に移っていきました。
今その杉が成木になって花粉を飛ばしていますが 、まず今までは標高の低い所の杉が飛散の中心だったのに、最近では高い所の杉も成木になりました。
この高い所の杉は開花が遅く、飛散開始も標高の低い所の杉よりかなり後になるので、杉花粉症のシーズンを遅らせることになります。
2、ひのき花粉の存在
同時に杉におくれて植林されたひのきの花粉も増えています。
アレルギー性鼻炎 ヒノキアレルギーの増加
ひのきは杉より遅れて1カ月後くらいから飛散が始まり、5月上旬まで続きます。杉花粉に症状がある患者さんは、ひのき花粉で症状が悪化します。
これはひのき花粉と抗原が共通してるので、本来杉だけなら4月下旬には終わるところがひのきの存在で5月まで悪化します。
ひのきは杉から遅れて5-10年たって植林されているので、成木となって花粉を飛ばすのは21世紀に入ってからといわれています。
ひのきは特に西日本に植林が多く、今後非常に西日本の関西から九州にかけて問題となるでしょう。 (「耳鼻科50音辞典」より転載)
「これからますます酷くなるでしょう。」だそうです。
林野庁に集団訴訟を起さねば!