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星野道夫展 「星のような物語」2008.02.15 Friday
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言葉を失うほどの夕日の赤、
見たこともないほど深く、精霊で満ち溢れた森、
月明かりのなか凍り付いた大河を渡るへら鹿のシルエット……。
星野道夫さんの写真展、
「星のような物語」に行ってきました。
写真展では初めて、 それに何度も泣きそうになりました
生も死も超越した永遠とか、
人間の存在の小ささとか、
言葉ではなく心にダイレクトに響いてきた感じでした。
人の思索も、感情も、知識も、
この圧倒的な大自然の前では、何の意味もなさくて
でも拒絶されるのではなく、
大きな循環の輪に包み込まれるような…。
それまで星野さんのことは、いい白熊の写真を沢山撮った人、
そして白熊に食べられてしまった人、なんて認識でした。
でも星野さんは、
大好きなアラスカの、
この大自然の生命の循環の輪に帰ったんだと思いました。
あの悲惨な出来事があった時、
ごく親しい人達の、悲しいけれど本望だったろう的な発言も、
なんだか理解出来たような気がしました。
2月16日〜17日は日中医薬研究会に出席の為、松藤薬局はお休みです。